Space Sazae San #1"発端"
##エウロパ七丁目一二番地付近
その時、サザエはいつものようにお魚くわえたドラネコを追いかけていた。
サザエ「まてぇ〜い、ルパーン逮捕だぁ〜!!!(by 銭形)」
しかしそんな事を言ってもドラネコは止まるはずもなかった。
サザエ「ちぃ、しょうがねぇ・・・」
そう言うとサザエはエプロンスーツのポケットからビームマシンガンを取り出した。
サザエ「そこだッ!!」
「キュウィィィィィダッダッダッダ」
ドラネコ「見える!!!」
ドラネコは軽々と分身でサザエの放ったビームはかわした。
サザエ「何!!かわした?・・・あのドラネコ一体?」
サザエは唖然とした。
ドラネコ「今度はこっちの番だ!!」
ドラネコは背中のミサイルポットから23発ものミサイルを打ち込んだ!!
急な攻撃にサザエは反応も出来ず・・・
サザエ「直撃!?」
そう言い残すとサザエは脱出も出来ずサザエは宇宙の藻屑となるのだった。
〜磯野家メディカルルーム〜
カツオ「姉さん!姉さんってば!・・・・・・しっかりしてよ」
サザエ「ん!ここは?」
カツオ「家の中だよ!」
サザエ「どうしてここに?・・・確かドラネコを追いかけて・・・!」
カツオ「姉さんはやられたんだよ!全くドジだなぁ、バリアジェネレーターシュウズも履かずに追いかけるなんて」
サザエ「ドジですって〜!カツオ〜」
「ドカッ!」
サザエはマイクタイソン級のパンチをカツオの頬にぶち込んだ!
「キュィィンカシャ」
ドアが開いた。
ナミヘイ「何だ!騒々しい!」
カツオ「あ、父さん。姉さんが僕をぶつんだ!」
サザエ「だってカツオがドジって言うから・・・」
ナミヘイ「何だサザエ大人げ無い!元を正せばお前がドラネコなんぞにやられるからだぞ分かってるのか?」
カツオ「そうだよ姉さん」
ナミヘイ「お前もだカツオ、いくらサザエがドジでも本当の事言っちゃいかん!」
そう言うとナミヘイは腹巻きの中からヒートホークを取り出した。
ナミヘイ「喧嘩両成敗だ!」
サザエ達は避ける間もなくナミヘイに滅多切りにされるのだった・・・
サザエ;カツオ「ぎゃー」
磯野家の夜に二人の断末魔がこだました・・・
第一話「完」