スペースサザエさん 第十話「中島、救出?」
〜KNK艦隊から0.34光年先〜
カツオが秘密兵器を放ち、KNK艦隊のシールドパワーが零に限りなく近づいた!その時
「まちなさ〜い!カツオ〜〜!!」
カツオ「そ!その声は!」
謎の声にカツオは驚き、秘密兵器「Kビーム(頑固オヤジもこれで納得極上スープ入り)」が弱まった。
〜KNK第二旋艦内〜
KNK会員C「シールドパワー・・・回復してます・・・・13%・・・21・・・・32・・・・」
WIND「いける!」
KNK会員A「ビーム・・・・・間もなく終了します。」
KNK会員B「第一目標付近に新しい反応が!・・・・」
WIND「何!?新手か!」
KNK会員B「・・・・パ・・・・パターン青・・・・使徒です!!」
WIND「使徒?!!な・・・何かの間違いでは・・・・使徒は21世紀に・・・・」
KNK会員B「間違えありません!この反応は使徒です。」
WIND「くっ・・どうなってやがんだ!・・・・使徒を第二目標として設定。」
KNK会員A「設定終了しました!」
KNK会員B「第一目標胸部のエネルギー反応が消えて行きます。」
WIND「今ならいける!各艦に通達、主砲のエネルギー充填を開始、充填率120%で発射。」
KNK会員A「各艦に通達・・・各艦主砲の充填を開始、充填率120%まで保持、一斉射撃の合図と共に発射せよ。」
〜KNK艦隊から0.34光年先〜
KNK艦内で反撃体制を整えている最中、
カツオ「ね!姉さん!どうしてこんな所に?」
サザエ「なにいってんの?父さんに言われてあんたむかえに来たに決まってんじゃないの!ほら、早く帰るわよ!」
カツオ「だって中島が・・・・・」
カツオは半ばどうでもよくなっていた『中島救出』という肩書きを盾にした。
サザエ「そんなことどうでもいいの!もう、父さんカンカンなんだからね!」
カツオ「どうでもいいって?ひどいや姉さん!」
カツオはおきまりの台詞を口にした。
サザエ「とにかく帰るわよ!」
やはりいつものとおり耳を貸すはずもなく、カツオの耳を引っ張りマッハ430.53で駆けて(?)いくのだった。
〜KNK第二旋艦〜
KNK会員A「充填率96%・・・・99」
WIND「あとすこしだ!」
KNK会員B「第一、第二目標共に離れていきます。」
WIND「!?・・・やつら何を・・・」
WINDは迷った。
WIND”これも奴等の作戦かもしれない・・・しかしこのまま撃っても当たる確立は低い・・・無駄なエネルギーの消費に・・・・”
WIND「・・・攻撃は中止だ!各艦砲撃を中止しろ!」
KNK会員A「各艦に緊急通達、砲撃を中止、砲撃は中止だ!」
〜第二旋艦船橋内第一司令室〜
ここにはWINDを除く主要会員及び会長、副会長が集結していた。
艦内の放送が鳴り響く
「ガガッ・・・各艦に緊急通達、砲撃を中止、砲撃は中止だ!」
ドズル=ザビ「攻撃を中止?何のつもりだ!」
ドラネコ「まあ、待ちたまえドズル君・・・・すぐに報告が・・・」
ドラネコの言うとおり報告を伝える会員が司令室に駆け込んできた。
KNK会員D「第一目標および第二目標が射程外に離脱、無駄なエネルギーの消費を避けるため攻撃を中止したとの事です。」
ドズル=ザビ「な?なんだとぉーエネルギーの無駄を避けるぅぅ?そんなことで奴が倒せると思ってるのか!」
ドズルは会員Dの胸座を掴み怒鳴った。
VA「彼に怒鳴っても仕方あるまい・・・ここはWIND君から理由を聞くとしよう。」
ドズル=ザビ「ハッ・・・ハイ」
ドズルは会員Dを放した。
第10話「完」