スペースサザエさん 第十七話「反撃?!」


〜磯野家メディカルルーム〜


 

メディカルルームでカツオは何者かにやられた傷を癒していた。

 

カツオ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんであいつなんかに・・・・・」

 

タラオ「どうしたですか、お兄ちゃん。」

 

カツオ「なんだ・・・・タラちゃんいたのか・・・・・・」

 

カツオは遠い目で窓の外を見た。

 

カツオ「タラちゃんには関係ないよ・・・・・・」

 

タラオ「子供扱いするな!です。」

 

タラオは子供扱いされる事にコンプレックスを感じていた。

 

カツオ「・・・・・・・なんならお前もついてくるか?

 

タラオ「のぞむところです。」

 

カツオ「死んでも知らないぞ!」

 

タラオ「お前に殺された事もあるくらいだから平気です。」

 

カツオ「・・・・・そうか・・・・・ついてこい。」

 

カツオとタラオはフル装備で外に出た。

 


〜宇宙空間〜


 

カツオ「やつは、P−2052地区にいる。・・・・飛ばすぞ!ついてこい!」

 

タラオ「お先にです。」

 

タラオはカツオより先に飛び立っていった。

 

カツオ「まぁ1ターン位もつか・・・・・」

 

カツオはタラオの後を追って飛び立っていった。

 


〜P−2052地区〜


 

ここもまた学校と同じく廃虚と化していた。

 

赤い怪物が暴れまわっている。・・・どうやら奴の仕業らしい。

 

宇宙連合艦隊第523支部と交戦中のようだ。

 

赤い怪物「ウォォォォォォォ!!!!!!」

 

赤い怪物は迫り来るジェガンどもをなぎ倒した。

 

〜宇宙連合艦隊第523支部主力戦艦トロイホース艦内〜

 

兵士A「駄目です!ビーム兵器は通用しません。すべて弾かれています。」

 

兵士B「第一ジェガン隊及び第三十二ボール隊、直接攻撃・・・・・・・・・駄目です!失敗です。」

 

艦長カツ=コバヤシ(以下カツ)(クソっ・・・・なんで僕がこんなところに飛ばされたんだ!)・・・・・・・全艦離脱準備に入れ!準備が整いしだい、離脱を開始。同時にエゥーゴに救援を要請。」

 

兵士C「そんな!艦長、市民をおいて退却するつもりですか!」

 

カツ「退却ではない!後ろに向かって前進だ!」

 

兵士B「艦長!それも同じ事です!」

 

カツ「うるさい!この装備でかなう相手じゃないだろう!」

 

兵士A「しかし市民は!」

 

カツ「・・・運がよけりゃあエゥーゴの連中に助けてもらえるだろう。」

 

兵士A「そんないいかげんな!あんたそれでも元ロンドベルか!」

 

カツ「ロンドベルったって俺はただガンタンクに乗ってボーッとしてただけだ!なんか文句あるか!」

 

兵士B「文句あるかって・・・・あんたねぇ・・・」

 

兵士達はあきれた。

 

兵士C「とにかく、逃げるなら艦長一人で逃げてください!」

 

カツ「なんだと!どうやって一人で逃げろというのだ!」

 

兵士A「脱出ポットがあるでしょう!」

 

カツ「そうか!その手があったか!」

 

カツは船橋を出て、脱出ポットで脱出した。

 

兵士A「ふぅ、やっと馬鹿が消えたか・・・とにかく今は攻撃を考えるな!時間を稼ぐんだ!じきに本体が救援に来るはずだ!」

 

兵士B;兵士C「はいっ!」

 

兵士Aにはカツ=コバヤシよりも指揮力があった。

 


〜P−2052地区前線〜


 

突撃兵A「このぉぉぉぉ!!!」

 

突撃兵達はできるだけ時間を稼ぐために、前線で赤い怪物を足止めしていた。

 

彼ら装備で有効なのは「バルカン」と「ビームサーベル」くらいだった。しかも相手の装甲は硬く、10のダメージを与えるのが精一杯だった(たまにクリティカルで20のダメージ)。

 

赤い怪物「グォォォォ!!」

 

赤い怪物が突撃兵の乗るジェガン(他ボール、ガンキャノン、ジムV)に襲いかかった。

 

突撃兵J「おおっと、危ないところだった・・・・」

 

赤い怪物の命中力は非常に高いが、突撃兵達は「ひらめき」で何とかしのいでいた。

 

赤い怪物「グォォォォォ!!!!!」

 

赤い怪物が再攻撃を試みる。

 

突撃兵J「やばい・・・・再攻撃か!」

 

赤い怪物の手刀が直撃した。

 

突撃兵J「くぅ・・・・・・ここまでか・・・・」

 

突撃兵Jは見事に散った。

 

突撃兵L「ジェ・・・・・・・・ジェェェェェェェイ!!!!!」

 

突撃兵Lは泣き叫んだ。


第十七話「完」


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