スペースサザエさん 第十八話「宇宙連合艦隊」
〜P−2052地区前線〜
突撃兵Jが赤い怪物に叩き落とされてもまだ怪物は衰える気配を見せない。
突撃兵L「ウォォォォォ!!Jの仇ぃぃぃぃ」
突撃兵Lは赤い怪物に突撃した。
〜宇宙連合艦隊第523支部主力戦艦トロイホース艦内〜
兵士B「艦長代理!第十二ジェガン隊、四番機が単独行動をとっています。」
兵士A(艦長代理)「駄目だ!単独でやっても無駄だ!すぐに援護を!」
兵士B「了解・・・第四ガンキャノン隊、及び第二ジムV隊は第十二ジェガン隊四番機の援護を・・・」
第四ガンキャノン隊長の通信モニター「・・・了解、直ちに援護に入ります。」
第二ジムV隊長の通信モニター「・・・・・・・・ちょっとやだなぁ・・・・」
兵士B「き・・・貴様!何を考えている!これは命令だ!すぐに援護に入れ!」
第二ジムV隊長の通信モニター「はいはい・・・わかりましたよ・・・」
〜P−2052地区前線〜
突撃兵L「ウォォォォおちろぉぉぉ!」
突撃兵Lは唯一の親友「J」を殺された怒りからか通常の何倍もの力を出していた。
赤い怪物にビームサーベルで斬りかかる。
赤い怪物「グォォォォォ」
赤い怪物に少し傷がついた。40のダメージといったところだ。
赤い怪物が、突撃兵Lの乗るジェガンに空手チョップをぶちかます!
突撃兵L「なんのぉぉぉぉ!!」
これを突撃兵Lは何とか切り払いでしのいだ。
〜第四ガンキャノン隊〜
優柔不断な第二ジムV隊隊長とは違い、正義感あふれる第四ガンキャノン隊隊長はすぐに前線に駆けつけた。
隊長「目標を発見した。これより援護活動にはいる。二番機、三番機はサイドから。残りは突撃だ!精神を忘れるな!」
第四ガンキャノン隊隊員A;B;C;D;E「(ブ←小声で)ラジャー」
隊長「いくぞぉぉぉ、熱血!必中!」
〜P−2052地区前線〜
突撃兵L「おちろぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
精神:ひらめき、集中(残りSP5)をかけて、突撃兵Lは再度ビームサーベルで攻撃を試みた。
赤い怪物「グォォォォォ」
やはりダメージは10位だ。
赤い怪物はひらめきがかかっているにもかかわらず、反撃した。
今度はローリングソバットで反撃した。
突撃兵Lはまたひらめきのおかげで攻撃をかわした。
赤い怪物「グォォォォォォ」
突撃兵L「何!再攻撃?」
この時の命中率・・・97%
突撃兵L「ここまでか・・・・・・・・・・・」
突撃兵Lの言うとおりここまでだった。
流石に命中率97%となってはかわしようの無いものだったのだろう。『L』は『J』と同じく宇宙の塵となったのである。
所詮脇役なんてここまでの命である(主要キャラクターも容赦無く死ぬけど・・・)
・・・・・・・・・・・と今ごろになって第四ガンキャノン隊が駆けつけた。
隊長「くっ!遅かったか・・・」
正義感強い隊長は隊全滅を覚悟して赤い怪物に戦いを挑んだ。
〜宇宙連合艦隊第523支部主力戦艦トロイホース艦内〜
兵士C「第十二ジェガン隊四番機の反応が消えました・・・・」
兵士A「くっ・・・・・間に合わなかったか・・・・」
兵士達は怒りと悲しみを噛締めた。
兵士A「第四ガンキャノン隊が奮戦しているようだな・・・・よし・・・・援護射撃を・・・」
兵士B「しかし艦長代理、奴にビーム兵器は・・・」
兵士A「充填率140%で発射だ。」
兵士B「140%?む・・・・無茶です!」
兵士A「今ある方法はこれくらいのもんだ。」
兵士B「・・・・・・分かりました・・・・・」
兵士B「主砲充填中・・・・・・・充填率・・・・56・・・・・・67・・・・・75・・・・・」
兵士C「艦長代理!四時の方向から2体の高エネルギー反応が!」
兵士A「何!援軍か!・・・とにかく交信をはかれ!」
兵士C「了解・・・・こちら宇宙連合艦隊第523支部・・・・こちら宇宙連合艦隊第523支部・・・・応答せよ」
通信回線のモニターが開いた。
モニターにはカツオとタラオがうつっていた。
モニター内のカツオ「何のようだ!」
兵士C「か・・・艦長代理!こ・・・・・子供です!」
兵士A「何ぃ!なんでこんなところに!」
モニター内のカツオ「よけいなおせわだ!」
兵士C「しかし彼らのエネルギーは奴に匹敵するほどです!援護を要請しましょう。」
兵士A「・・・・・・・・・しかたない・・・・・・・助けてもらうとするか・・・・・」
モニター内のカツオ「なんだ・・・助けて欲しいのか?まあ、いいだろう。でも邪魔するなよ!」
兵士C「よかった・・・どうやら協力してくれそうです。」
兵士Cは回線を切った。
と、突然!
システム「充填率140%・・・・・照準四時の方向・・・・・主砲・・・発射します」
兵士A「な?なにー、ちょ・・・ちょっと待てぇ〜〜〜〜」
兵士Aの叫びもむなしく、主砲はカツオ達の方へと発射された。
第十八話「完」