スペースサザエさん 第二十話「力」
〜宇宙連合艦隊第523支部主力戦艦トロイホース艦内〜
兵士B「艦長代理!!第四ガンキャノン隊の反応が!!」
兵士A「な・・・・・・く・・・・くそっ!救援に向かった第二ジム3隊は!どうしたんだ!」
兵士C「第二ジム3隊・・・応答せよ!・・・第二ジム3隊!」
通信モニター内のジム隊隊長「聞こえてますって。」
兵士A「何をしている!早く・・・早く奴を倒しにいかんか!!」
ジム隊隊長「・・・・・・・・悪いけど・・・辞めさせてもらうぜ!」
兵士A「な・・・貴様何を!!」
ジム隊隊長「勝てるはずねえんだよ!とにかく・・・隊員達も死にたくねえってよ!じゃあな!」
兵士A「き・・・貴様!!!!」
と、又も一方的に回線が切られた。
兵士A「・・・・・・・・・・・」
兵士Aはあまりの怒りに言葉を失った。
兵士B「艦長代理・・・それどころじゃ・・・・」
兵士A「今度は何だ!!」
兵士B「高エネルギー体がこちらに接近しています。」
兵士A「救援はまだなのか!!」
兵士B「・・・・・・・・・・・・・・・・・反応ありました!!!」
兵士A「よし!やったぞ!」
〜P−2052地区前線〜
さっきタラオが発射したビームでは第四ガンキャノン隊が吹っ飛んだくらいで、赤い怪物(以下ワカメ)には傷一つつかなかった。そして今、タラオとワカメが交戦中である。
タラオ「ふん・・・こんな醜くなってです。家族として非常に恥ずかしいです。・・・よって・・死刑です。」
タラオは桁違いの大きさとなったワカメに跳びかかった。
タラオの正拳突きがワカメの額に直撃する。
ワカメ「グォォォォォォォ」
ワカメの額から鮮血が吹き出し宇宙空間に舞う。
タラオ「もういっちょです。」
タラオは間を置かず頭に集中して攻撃を仕掛けた。
タラオ「かかと落としぃぃぃぃぃ!!!!です。」
ひるんだワカメにまたもタラオの攻撃が直撃する。
ワカメ「グォォォォ!!!!!」
しかしここで黙ってやられるワカメではない。
ワカメ「ウォォォォォ」
ワカメの怒涛(?)の反撃が始まる。
ワカメ「ウガッ!!!」
ワカメはちょこまかと飛び回るタラオを掴んだ。
タラオ「なんだ!です。このブス!です。放せです。」
ワカメ「ウガガ、ウガッガ、ゴゴガガ」(←日本語訳 誰が放すか!この馬鹿!)
ワカメはタラオをほうばった。
ワカメ「モグモグモグ・・・・・ゴックン・・・・フゥ〜。」
ワカメはタラオをおいしそうに食べた。
どうやらお腹いっぱいといったところだ。
ワカメ「ホゲガ・・・・・・・・ペッ!」(←日本語訳 骨が・・・・・ペッ!)
ワカメはタラオの骨を吐き捨てた。
〜トロイホース周辺〜
カツオ「・・・・・・・タラちゃんが死んだか・・・・一ターンももたなかったな・・・・役立たずめ!」
カツオ「・・・・・・・・とりあえずワカメの処理が先だな・・・」
カツオは大声で叫んだ。(筆者は何故宇宙なのに声が聞こえるのか?などという低俗な質問を嫌う)
カツオ「どうやら、おまえ達とのお遊びは後になりそうだ!まぁお茶でも飲んでゆっくりしてろ!」
〜宇宙連合艦隊第523支部主力戦艦トロイホース艦内〜
兵士A「なんて言った?」
兵士C「お茶でも飲んでろ、と・・・」
兵士A「それなら・・・・・・・・・・・お茶でも飲むか・・・・」
兵士B「・・・・・了解・・・購買部に通達・・・・・至急お茶の準備を!」
沈黙のひとときがo訪れる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
兵士A「っとこんな事してる場合じゃない!!」
兵士B「・・・あ!そうだった・・・救援の方は!」
兵士C「どうやら、筆者が眠くなってきたそうです。」
兵士A「それなら仕方あるまい・・・・」
第二十話「完」