スペースサザエさん 第二十二話「復活」
〜KNK第一主力戦艦船橋内〜
船橋のとある会議室、今ここにKNK主要会員たちが集っていた。
寵愛「・・・・・・・・復活・・・・・か・・・・」
寵愛は呟いた。
寵愛「WIND君、君はこの復活をどう思うかね・・・」
WIND「ハッ・・・実に喜ばしいことと思われますが・・・何か?」
寵愛「しかしだな・・・ここに大変な問題がある。」
VA(ヴァイオリンエース)「そう・・・・・・大変な問題が・・・」
ドズル=ザビ「なんだ?その問題って?」
WIND「・・・・・・・・・・(ゴクッ)」
寵愛「・・・・・・・そう、その問題とは・・・・」
あたりにどす黒い雲が立ち込め、凄まじい雷鳴が轟く!(←をいをい宇宙だってば)
寵愛「・・・・・・・さ・・・・・・」
ドズル and WIND「・・・・・・・・・さ?・・・」
寵愛「・・・・・・・いや・・・・・ひ・・・・」
ドズル and WIND「・・・・・・・・・ひ?・・・」
あたりがしんと静まり返る。
寵愛「・・・・(引張れるのもここまでだな・・・)・・・・そう・・・・」
「ゴォォォン!!!!」
突然第三戦艦から爆炎が吹き上がる。
ドズル=ザビ「な!何事だ!」
会議室のドアが開き、下っ端会員が報告にきた。
下っ端会員「て!敵襲です!」
WIND「な!何!ば・・・馬鹿なっ!レーダーに反応はなかったはずだ!」
下っ端会員「し・・・しかし・・・現にこうして・・・」
WIND「くっ!・・・で、敵は!」
下っ端会員「そ・・・それが・・・・・」
WIND「どうした!早く言え!」
下っ端会員「はっ・・・はい・・・あの・・・・・ザク改・・・です・・・」
WIND「ザ!ザク改?」
WINDは混乱した。この宇宙最強とまでいわれるKNKが、よりにもよってザク改ごときに傷つけられた事が信じられなかった。
WIND「何故だ!」
下っ端会員「・・・さぁ?」
WIND「くっ・・・それで!数は!」
下っ端会員「・・・・三機です・・・」
〜第三戦艦周辺〜
KNK艦内では早急に迎撃体制を整えるべく兵士・・・もとい、会員たちがあわただしく動いていた。
第一指令塔からのアナウンス「第一歩兵(”ふ”と読む)隊・・・出動を許可・・・続いて第一桂馬隊および第二香車隊・・・カタパルトへ・・・」
第三レーダー塔からのアナウンス「・・・・敵は現在第三駆逐艦ワプスと交戦中・・・」
第二指令本部からのアナウンス「・・・・・・・第十三親衛隊は至急本部へ・・・・・繰り替えす・・・・」
新入り会員K・タカクキ(以下タカクキ)「なんか今日は騒がしいですね、先輩。」
先輩会員デーブ大山(以下大山)「・・・あ?うん・・・なんかあったみたいね。」
周りは忙しそうに迎撃態勢を整えているというのに、この二人は呑気にお茶をすすって話していた(座って)←しかも正座で・・・。
タカクキ「敵みたいですね。」
大山「みたいね。」
タカクキ「先輩はいかないんですか?」←(方言)
大山「僕はパイロットじゃないから。」
タカクキ「じゃあ、整備とかは?」
大山「ズズッ(お茶を飲む音)・・・・ごくっ・・・・ばりばり(せんべいを食べる音)・・・・ん?」
タカクキ「・・・だから、整備とかは?」
大山「僕、整備士でもないから。」
タカクキ「じゃあ先輩何してるんですか?」
大山「みりゃわかるだろ・・・・・・ばりばり・・・・せんべい食ってんだ。」
タカクキ「いや・・・そうじゃなくて・・・・仕事ですよ。」
大山「なぁんだ、仕事?仕事はねぇ・・・」
タカクキ「・・・・・・ゴクッ・・・」
タカクキはなぜか生唾を飲んだ。
大山「・・・・・・俺の仕事は!!!」
大山は叫んだ。そしてあたりがうそのように静まった。
大山「食うことだぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
第二十二話「完」