スペースサザエさん 第二十六話「髪の毛二本」
〜戦闘区域〜
コウ「!!!」
コウが秘密兵器「カクバズーカ改」を撃とうかなぁ〜と考えていたその二秒後、コウの前方2.7海里付近にて大爆発が巻き起こり、周辺のKNK会員他が吹き飛んだ。
KNK第十三親衛隊隊長「な!なに!」
隊長もその爆発の余波によって吹き飛ばされた。
「ゴゴゴゴゴ」
ジョジョの奇妙な冒険を思わせる音と共に爆発の光の波がコウに押し寄せる。
コウ「ふぅ〜〜〜間一髪・・・」
本来ならかわせるはずも無いのだが、コウは「ひらめき」でなぜかそれをかわした。
KNKの会員他は完全にパニックに陥っていた。
アムロ「一体なんだ!何が起こったんだ!」
コウ「わからない・・・でも何かが怒ったんだと思う。」
ジュドー「洒落か?」
コウ「・・・・・・(ハァ〜)」
アムロ「とにかく、戦線離脱だ。」
アムロ達は混乱するKNK会員を尻目に、すたこらさっさと戦線を離脱していった。
〜戦闘区域〜
謎の声の主「ぬぉぉぉぉぉりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
謎の憤怒の声と共にまたも大爆発が起こる。
そしてそこには塵一つ残らなかった。
一方そのころのKNK本部では・・・
〜KNK第一主力艦隊旋艦船橋内〜
KNKのトップの皆さんは突然の開戦に結構焦っていた。
ドズル「あ゛〜〜〜〜また戦争かよ!」
開戦に文句を言うもの、
WIND「今度こそこの手で奴を!」
ありがちな台詞を口にするもの、
寵愛(超AI)「(はて・・・・これからどうするんだっけかなぁ・・・)」
意味不明なことを言うもの、
VA「今日のご飯は何だろう・・・」
ご飯のことを考えるもの、まあそれぞれである。
皆がそれぞれ別世界に旅立っていこうとしたその時、船橋内に報告が入った。
「被害状況、巡洋艦・浅間、大破・・・・他、駆逐艦三隻轟沈・・・MSの被害合計327機・・・・」
ドズル;WIND;寵愛;VA「何!」
四人は元の世界に帰ってきた。
WIND「敵は何者だ!」
WINDは船橋内のMIGIのキーボードを叩いた。
VA「・・・・・・・・奴か・・・」
ドズル「奴?」
VA「そう・・・奴・・・」
MIGIが戦闘区域の爆発の原因をモニターした。
ドズル「あ!あれは!!」
WIND「磯野家の長!!」
VA「そう・・・・ナミヘイだ!」
三人は驚愕した。まさかこんなところで磯野家の頭が出てくるとは思ってもいなかった。
しかし、俺(?)は冷静だった。
寵愛「いや・・・・・・違う!・・・・・あれは・・・・・」
三人がこちらを向いた。
寵愛「・・・・ウミヘイだ!」
第二十六話「完」