スペースサザエさん 第五話「暴走」
〜駅の近く〜
マスオ「こっ!これは!?」
そこにはもうマスオの町はなかった・・・・・・あるのは廃虚と瓦礫(ガレキ)の山だけだった。
マスオ「お、お父さんこれは一体?」
ナミヘイ「うむ・・・・・・この匂いからして・・・カツオだな・・・あやつめ、居酒屋まで壊し追って・・・」
マスオ”居酒屋だって?こいつ人の命よりも酒の方が大事なのか?それよりもなんで匂いで分かるんだ?こいつも化け物か?何でカツオ君が・・・そうか!カツオ君もこの呪われた血を・・・くそっ例の計画は先送りになりそうだな・・・”
ナミヘイ「マスオ君、君は先に家に帰りたまえ・・・わしはカツオを追う、これ以上カツオに居酒屋を壊されては困る。」
マスオ「は?はい分かりました。ではきおつけて・・・(けっ!死んじまえ)」
ナミヘイ「ん?何か言ったかね?」
マスオ「いえ!なにも。」
ナミヘイ「それならいいがな・・・では・・・」
ナミヘイはノーマルサラリーマンスーツからハゲオ・ヤジ・アーマーに変形(ビーストチェンジ)した。その瞬間マスオのスカウターが音を立てて壊れた。
マスオ「!?」
ナミヘイはそんな事気にもとめずにマッハ37.2の速さで飛び立っていった。
マスオ「やはり例の計画は先送りだな・・・」
〜A−47地区〜
カツオ「ヒャーーーーーハッハッハッハ!!
カツオは全身から衝撃波を放ちあたりの生命を消滅させた!
カツオ「向かう所敵無しだぜ!!・・・・・・ん?センサーに反応が・・・そこか!」
カツオはツインビームカノンをガレキの山に向けて撃った。
「キュゥゥン」
光の壁がビームをさえぎった。
カツオ「!?」
その次の瞬間何かがカツオを襲った。
カツオのATフィールドは軽々と貫かれ、カツオの頬に一本の傷ができた。
カツオ「くっ!誰だ!」
光の壁が徐々に消えて行く・・・そしてそこに立っていたのは・・・
ナゾ「ニャゥゥゥ」
タマであった・・・
カツオ「何でお前が・・・そうか!お前も殺されたいか!」
カツオはATフィールドを広げた。
タマ「ニャゥゥゥ!!」
タマはT(タマ)フィールドを広げた。
そして二人がぶつかろうとしたその時!!
第伍話「完」